先日。
会社の近くで 知らん車に サイドミラーで思っくそ背中をどつかれました。
たいした怪我もなかったけど、
一応運転手に知らせたほうが色々と後々に良かろうと思い、
運転席を覗き込んだ瞬間。。
中に居った外人さんらしき男は
窓を開けるでもなく中でなにか言ってる風…??
と、思う間もなく
そのままさーーっと走り去ってしまいました。
いつも「事故に遭うたらぜったいこう言うたらぁ!」って思ってても
そこはやっぱり内弁慶のわたし、
やっぱり言えへんもんやなぁ。。
いっしゅん ぽかーーん ってしてしもて、
そして 周りの目が気になって(←現代っ子っぽいな)
走り去る車のナンバーの数字だけを覚えるんが精一杯でした。
すぐ警察に電話して4ケタ数字伝えたけど
「それだけじゃ特定できるかどうか…」といかにも頼りない返事。
カラダは全然平気やけど、
「にげた!」っていうのが卑怯に思えて
思い出すとちょっとくやしい…(普段はだいたい忘れとるくせに…)
ってな日々を送っていました。
そんなある日。
昼ごはん買いにいつものように まい泉通りを歩いていたところ、
うろ覚えのナンバーのあの車が横をす〜っと通っていくではありませんか!!
すぐ原宿警察署のK岩さん(東北訛りの交通課のおっちゃん)に電話して、
ナンバー以外の情報を伝え、運転手の特定に至りました。
原宿警察署でその運転手と連絡を取り合ってもらい、
直接会って話をすることになったのですが
『モメるんって体力要るでちょっとイヤやなぁ。。』
っていうキモチと
『日本人なめとったらアカンぞコラ!!』
ってキモチの入り交じった状態で
本日直接対決と相成ったわけです。
（まあ、直接今日会うことになるまでは、
相手が「シゴトだから行けマセン」とか
K岩のおっちゃんが日にち伝え間違える とかゴチャゴチャ色々あったんですが
もうイチイチ書くんもめんどいから省略。）
例えるなら合格発表見に行くような気持ちで
どきどきしながら、待ち合わせ場所である 上のパン屋に行くと…
そこに現れたんは 超ガタイのいいソリッドな坊主頭のイカツイ外人。。
いっしゅん「うえ〜。。」って萎れかけたけど
萎れてる場合じゃないので毅然と握手して自己紹介。
コーヒーたのんで着席したしゅんかん。
その外人さんはまず私に開口一番、
「ホントにゴメンナサイ!」
と 日本語で謝ったのです。
続けて ちょっと訛ったニホンゴで
いっしょうけんめい(…と取れるような態度で)、
自分はぶつけたことに本当に気づいていなかったこと、
もし気づいてたらすぐ降りて謝るべきだった、と思っていること、
そん時 助手席に乗っけていたアシスタントにも確認したが、
ぶつかったかどうかは思い出せないが
私らしき女が車の中を見ていたので「?」と思ったことは覚えている、
と言っていたこと、
そして何より 体に傷を付けてしまったのではないかと
すごく心配していたこと。
彼の奥さん(日本人)の父親が品川でドクターだから
いつでもいいから検査受けてクダサイ、
モチロン費用は全額出シマス、
カメラが壊レタって聞きマシタが(実際壊れてない)、
新しいのを買ウナラそれもワタシ払いマス。
というような内容を、ひと息でぶわぁぁ〜っと言い切りました。
考えたら、加害者(敢えて一般的に言うと)が被害者に対して
そんぐらいの対処をするんは
こういった事故やったら当たり前のことかもしれんけど、
なんか それ聞いたらすっきりしてしもて
許せるキモチになりまして。
聞けば彼の職業はカメラマンっていうじゃないですか。
近しい業種やし、云わば広い意味で仲間やん??
って話になって、
今度格安両親価格でシゴトしてもらう約束して
「ちゃんと謝りに来てくれてありがとう」、
「いやいや、こちらこそありがとう、&ごめんね」っていうて
円満に 清々しくばいばいしました。
何事も 相手の目ぇ見て
自分がした悪いところを素直に認めて
なるべく早い段階で精神誠意 ココロ込めて謝って、
受け入れる方も 「ごめんね」 ってちゃんと言うてもろたら
少々ハラ立っとったとしても相手のキモチも汲んで
「ええよ!」(三枝師匠風に読んでほしい) って広い心で受け止めてやる、
ってのが お互いに一番平和で一番健康で
一番体力もお金も時間も使わんでええな、
と思いました。
そこに嘘や悪い欲やずるさが ほんの少ぉしでもあると
ちゃんとした話が変なふうになってこじれて
結局取り返しがつかんなって
要らん憎悪と悲しみを生んでしまうんやな、とも。
妙に納得。
身を以て 体感。
まあ、だいぶと怒っとったけど。会う前までは。正直。
直接会うて 非を認めんと腐ったことぬかしたら
その場で土下座さしたんのや!! とか思っとったけど 笑
訴訟の起こし方まで調べとったけど 笑
でも 誠実なひとのおかげで
逆にええことを学びました。
ありがとうございんす。
あぁ、またオトナに近づいたかな。
わるくないな。
こうやって歳くって ひとは丸くなっていくんなら、
ウチは最終的に球体になりたいわぁ〜
カラダは別としてな。
以上です。
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| まる。 |
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